既婚女性が活躍し易い仕事。

女性の場合、結婚や育児で社会から離れざるを得ないことがある。
しかし、その後に仕事を始める場合、最近では福祉関係の仕事が選択肢の一つとして注目されている。

福祉というと最近では高齢者向けの介護施設が目立ち、高齢者のお世話をするだけの仕事をイメージする人が多いかもしれない。
しかし、障害を抱えて日常生活に支障のある人や、何らかの事情により一時的に生活が困窮した人などのサポートもあり、その内容は幅広い。
高齢者の介護のように、施設勤務や利用者の自宅に訪問するといった職務だけでなく、行政や関連機関での窓口業務なども実際には多く存在しているのだ。
しかも、公的な福祉系の仕事の場合は、完全な週休二日制であることが多く、残業などの心配もあまりない。
勿論、今最も需要のある福祉の仕事と言えば先に述べた老人介護であることは否めないが、その場合も施設での勤務や訪問介護などさまざまなタイプがあり、自分に向いている仕事を選ぶことが出来る。

高齢者の介護の度合いや家族の状況に合わせたプランを提案する相談員などの仕事もあり、職種によっては事務的な業務も存在するのだ。
相談員の仕事は資格が必須になるが、介護施設の業務の中には無資格でも可能なものや、一定の研修を終了することで行えるようになる仕事があり、必ずしも資格がなければ働けないわけではない。
ただし、有資格者に比べると仕事内容は限られてしまい、給与面も大きく差が開く場合もあるのは念頭に置いてほしい。

とはいえ、意欲さえあれば介護の仕事は誰でもステップアップが可能であり、パートや派遣などであれば勤務時間の相談もし易いというメリットがあるのだ。